痛みから解放された君は

アシュリー・ヘギちゃんが先日亡くなったそうですね…
プロジェリアと闘う彼女の姿を、毎年放送される特番でみて影から応援していただけにとてもショックです。この日がくるのはわかっていたはずなのに、来年も再来年もそのさきもずっと、その特番でアシュリーの笑顔を見られると思ってしまう自分がいたんですね。
１３歳という平均寿命を超えて、同じ病気をわずらったボーイフレンドを亡くして、それでも１７年の人生を悔いのないように一生懸命生き抜いた彼女はとてもかっこよかった。本当はまだまだ生きていてほしかったし、プロジェリアの効果的な治療法が早く見つかればいいのにと願っていましたが、生きることがいったいどれほどつらいことだったのだろうかと考えるととても想像がつかなくて、きっと彼女はいくべきときにいったんだろうなと今は自分を納得させるよりありません。
アシュリーが決して病気を悲観することなく、むしろ神様が与えてくれたものだといって誇らしげにしていたのを思うと、自分ってちっせぇなとか、まだたいした喜びも痛みも感じずに無駄な時を過ごしてきてしまったんじゃないかとかいろいろ考えさせられました。一人の人間が生きて、死んだことが、会ったこともない人間の心を揺さぶったり、ひょっとしたら人生を変えてしまうこともあるのかなんて思ったりもしました。

アシュリー、貴方は本当によく頑張った。よくここまで生き抜いた。
そして貴方はとても輝いていた。
さよならアシュリー。たくさんの勇気をありがとう。